OWNER'S VOICE
OWNER’S VOICE ─お施主様の声─
積年のマイホーム計画が形に。
住みやすさと暮らしやすさを全方位で叶える
「中庭に囲まれた平屋」
■ お施主様情報
安川様ご夫妻
糟屋郡
木造平屋建て
■ 注文住宅を検討された背景
「実は私、小学4年生のときに『マイホーム計画』を立てたんです」。
取材開始と同時に、そうおっしゃったのは奥様。
「小2のときに祖母と同居するということで実家が家を建てたのですが、祖母が方角に強いこだわりがあり、生活動線をまったく視野に入れない間取りになってしまって。
家事動線はもちろんですが、私がお友だちを家に呼ぶ際にも、複数の部屋を通ってもらわないと自分の部屋に案内できない状態で、とても恥ずかしくて…。
その経験があり、小4でマイホーム計画を立て、以来自分の家を建てるなら、という夢を更新しつづけてきました」。
この奥様の「マイホームへの熱望っぷり」は、ご主人も早くからご存知だったそう。
「というより、友人知人で知らない人はいないと思います。ですので、私の実家の本家を継ぐことになり、それを快諾してくれたので、予算の範囲内なら好きなように建てていいよ、と」。
ご主人のご実家を引き継いだうえでの建て替えということで、そこからお家づくりがスタートしました。
「ただ…9軒ほどハウスメーカーをまわったものの、どうしても何かを優先すると何かを諦めなくてはならない、という状況が続き、正直どうしたものかと困り果てていたんですね」と奥様。
「かなり打ち合わせをしたよね、僕も随分頑張ったけど、毎週末付き合わされる子どもたちも大変でした(笑)」。
そう笑ってご主人が話せるのも、結果的に、現在のお住まいをご家族全員が大変気に入っているからのよう。
そこには、奥様の長年の「マイホーム計画」がもたらした、数奇な出合いがありました。
■ ARCHI PRODUCTSとの出合い
「どうしよう、どこもピンとこない。でも、と絞った3軒を目の前に、やはり、どうしても諦めきれず、こだわっていた断熱材で調べてみよう、と『セルロースファイバー 福岡』で検索したところ、ARCHI PRODUCTSさんのホームページとめぐり合いまして。
デザインのテイストも好みでしたし、何より断熱材はセルロースファイバーにしたかったので、『ごめん、最後に1軒だけ候補を追加してもいい?これでダメなら諦めるけん!』ということで、ARCHI PRODUCTSさんに伺いました」と奥様。
「正直、私もホームページを拝見して、『あぁ、これは来たな』と思いました」とご主人。
それから数日後、ARCHI PRODUCTSにご来社。奥様の想いのたけを語られたそうです。
お子さんが寝た後の時間は、ご契約後の完成図面をもとにアプリでパースを作り、「妄想の中で先に住んじゃってました」と、完成を楽しみにされていた奥様。
■ プランご決定に至った経緯
積年の想いが詰まったお家づくり。奥様のご計画は、さぞかしポイントが多かったのだろうと思いましたが、
「ファーストプランで、『あ、もうこれで!』って言ってしまいました。これまでの打ち合わせは何だったのだろうと思うほどに、私の希望が入っていたんです。もう、他の追随を許しませんでした!」
と、奥様は当時のことを思い返して興奮気味に語ってくださいました。
「私は本家機能を持つことから、仏壇の方角だけ希望を入れてもらえたらと思っていたのですが、いやはやもう、そんなレベルではなく、私たちがこれまで頭を抱えていたポイントが、言語化していなかったところまできれいに叶っていて、正直びっくりしました」とご主人。
例えば、奥様のマイホーム計画の発端でもある動線。本家機能を持つため、お客様が多くなることは必然。出入りの多い家だからこそ、生活スペースと来客スペースをシームレスに分けたいという想いに対し、「ロの字型の間取り」はまさかの提案だったそう。
欲しい機能がしっかり入っているうえ、動線も課題をクリア。そして平屋で叶うとあり、お二人は感動しきり。機能面でいかに快適に住むことができても、暮らしは家族だけでは成立しません。ご近所やご親戚など、関わる方々との関係性があってのもの。こうした日々の営みがストレスなく迎えられる喜びは、ひとしおでしょう。
「すぐ北側に両親宅がありますので、二階建てになると陽が当たりにくくなるので、どうしても平屋がよかったんですね。
また、南に面した道路に向かって、少し傾斜のある土地なのですが、『フラットにしたい』とほかのハウスメーカーで相談した際、鼻で笑われたんですけども、社長はその点を私がお伝えしていなかったファーストプランの段階で、ゆるやかなスロープとして駐車スペースを広くとれるようにしてくださいました。そのうえ、玄関からの勾配もうまく形にしてくださって…これは、10軒中ARCHI PRODUCTSさんだけでした。『あぁ、住む人の目線で考えてくれるんだな』と思いました」。
近年、水害が多発している地域からのお引越しだったため、段差をうまく活かした建て方でその心配がないことも安心につながっています。また、当時の賃貸物件では結露が酷かったことなどもあり、こだわっていたセルロースファイバーはもちろん、床暖房まで予算内に収めることができました。そして、住みやすさ目線での課題解決に加え、プラスアルファもすでにたくさん生まれている様子です。
■ お引渡し後、実際にお住まいになられてのご感想
そんな「お住まいになってのご感想」を、まずはご主人に聞いてみました。
「私たちの無茶な要望もうまく拾ってくださったので、後悔のないマイホームが実現しました。本当にありがとうございます。もうとにかく、社長のプランも渡邉さんのセンスも大好物です。
そのなかでも、中庭がとにかく気に入っています。子どもたちはお友だちも呼んでここで遊んでいますし、雨の日も庇があるので安心です。そして私がやりたかったBBQもさっそくやっちゃいました!家の真ん中に庭があるので、煙もお隣に流れていったりしませんし、見上げたら空しかない空間。贅沢で本当に気に入っています。
それと、内装に関しても『こんなふうにしたいな』という想いはあったものの、渡邉さんなしでは絶対にこんな風にかっこよく仕上がってないです。本当にありがとうございました!」。
この中庭にも、奥様の「叶わなかったかもしれない願い」がありました。
それは、「南向き道路に対し、ゆくゆく北側の屋根に取り付ける予定の太陽光パネルが見えない角度」。
「外からパネルが見えるのはカッコ悪いので、南下がりの屋根にしたいなと思っていたんです。これまで散々『無理です』と言われ続けてきたので、ダメ元で社長に相談しましたが、『あ、なるほど。わかりました』と一発。機能と美しさを両方実現できたのは本当に感謝しかありません」。
また、パース段階しかご覧になっていなかったご親戚は、「こんな要塞みたいな家、窓が小さいけど暗くならない?」と不安げだったそう。
「お引越しになって、玄関を開けた瞬間、この明るさじゃないですか。もう、皆さんびっくりされてます。窓の大きさだけが採光ポイントではない、ということが伝わって嬉しかったですし、やはりこれは断熱もですが、防音という意味でもこだわりたかったところなので」。
なかなかお施主様の声になりにくい部分ではありますが、ご実家と二世帯の場合はもちろん、ご近所づきあいの観点からも「音を遮る」ことはお母さんにとっては死活問題だったりします。
「一年中、子どもをまったく怒らないなんて無理なんですよね。でも、怒っている声が聞こえると、うちだと裏からおじいちゃんおばあちゃんが飛んできて孫の味方をしちゃいます(笑)。集合住宅でも、『昨日、派手にやってたねー』なんて、お向かいの仲良しさんから言われたりといったことは皆さんご経験があられるのではないかと思います。
だからこそ、防音は地味ですが生活するうえではとても重要でした。両親宅とほどよい生活の距離を保つことは、お互いにとって必要なことだなと、建ててみて改めて思います」。
□ 取材後記
奥様のマイホーム計画にご家族が楽しみながら巻き込まれていき、夢を実現されたお話は予想を遥かに超える満足度で、聞いている私たちも幸せをお裾分けしていただきました。
後日「『後悔ってないの?』と聞かれることもあるのですが、自信を持って『ない』と答えています。三回建てないと理想の家は建たないと言いますが、とことんお付き合いいただいたおかげで大満足の家になりました」とメッセージをいただきました。
お引渡しは真夏でしたが、お部屋に入った瞬間に湿度を忘れてしまうような快適空間でした。これから秋、冬と、四季を感じながら、ご家族とご親戚が様々な想い出を刻まれることでしょう。
お子さんも、自分たちの部屋ができ、壁紙選びにこだわったりと、完成を心待ちにしていたようで、取材当日もとても楽しそうに家の中を走り回っていました。
ただ、学生時代のお友だちはまだ遊びに来られていないそうで、どんな反応が返ってくるのか今から楽しみです。
安川様ご夫妻、そのときは、ぜひお友だちの感想をまた教えてくださいね。
(取材/後藤暢子)