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集いたくなる平屋 / 北九州市|ARCHI PRODUCTS WORKS

「M」の邸宅 ── 三角形の土地に生まれた、中庭を持つモダンな平屋
集いたくなる平屋
物件概要
| 所在地 | 北九州市 |
| 延床面積 | 117.79㎡(約35.6坪) |
| 敷地面積 | 450.52㎡(約136坪) |
| 構造・規模 | 木造平屋建て |
| 敷地形状 | 三角形(全周道路に囲われた特殊形状) |
| 中庭タイプ | コの字型プライベートテラス(目隠し壁付き) |
| 外壁仕上げ | モルタル左官仕上げ |
設計の背景
全周を道路に囲まれた三角形という、住宅設計者が一度は向き合いたい特殊な敷地。四方から視線が入り込むこの土地に、私たちは「閉じながら開く」という逆説的なアプローチを選んだ。
外壁はモルタルの重厚なブラウンで統一し、開口部をあえて最小限に絞った。しかしその内側には、空と緑が差し込む豊かな中庭が広がる。外から見れば静かな「殻」、内から見れば光と風に満ちた「庭付きの部屋」。この二面性こそがこの住まいの本質だ。
設計のポイント(設計の理由)
① どこから見ても美しい外観 ── 「M」のファサード
全周道路という条件は、設計者にとって「全方位が正面」を意味する。メイン道路側のファサードには、お施主様ご夫婦のイニシャル「M」の形をモチーフとした陰影を壁面に刻んだ。アルファベット一文字を建築のかたちに昇華させたこのデザインは、道行く人の目に静かに語りかける。
入口側は、平面形状の入り組みを活かした個性的なファサードとした。大きなキャノピー屋根が庇として張り出し、来訪者を迎え入れる。特定の方角から見たときにのみ、中庭の樹木が顔をのぞかせる構成は意図的なものだ。
② プライベートテラスとしての中庭 ── カーテンレスを可能にする設計
コの字型に配置された中庭は、玄関からは目隠し壁によって視線が遮られる。外部からの視線を完全にカットしながらも、LDKの大開口からは空が見え、樹木の影が床に揺れる。この設計により、カーテンを設けなくても生活できるプライバシーが確保された。
中庭のタイル張りテラスはLDKとほぼフラットで続き、大型の引違い窓を全開にすればひとつながりの空間となる。室内にいながら外気を感じ、外にいながら家の中の気配を感じる。この中間領域こそ、家族の暮らしを豊かにする「もう一つのリビング」だ。
③ 木材の統一使用 ── 格子デザインで貫く一貫性
「木をたくさん使いたい」というご夫婦の想いに応えるため、木素材を随所に展開しながら、デザインの一貫性を保つことを意識した。玄関の壁面全体を覆う縦格子の木ルーバーは、空間に奥行きと温かみをもたらしながら、来客動線とプライベート動線を自然に分節する。
同じ格子のディテールをキッチンの下がり天井にも採用し、LDK全体の意匠を統一した。木天井がキッチン空間を「浮島」のように定義し、ダイニングとの境界を視覚的に演出する。リビングドアも同素材の格子デザインで揃え、木の温もりが家全体を貫く。
④ 家事動線の最適化 ── 暮らしの効率を設計で解決する
平屋という構造的特性を最大限に活かし、回遊性の高い家事動線を設計した。
玄関とは別に、テラスから直接出入りできる「勝手口」を設けた。
お子様が外で元気に遊んでどろんこで帰ってきても、リビングを通らずに、勝手口からまっすぐ手洗いへ直行できる動線。
「汚れたらまず洗う」という良い習慣が自然と身につき、お部屋の綺麗もキープ。日々の暮らしのリズムを、間取りの工夫でスマートにサポート。
また、洗面・脱衣室・浴室・ランドリースペースが直列に並び、洗う→干す→しまうの動線が最短で完結する。
大容量のウォークインクローゼットは洗面脱衣室と隣接させ、朝の支度もスムーズだ。
【外観(メイン道路側)】
モルタル仕上げのブラウンの外壁が、三角形の敷地を力強く締める。最小限の横スリット窓が連続し、内と外の境界を明確に区切る。
【外観(裏道側)】
緑豊かな丘を背景に、凹凸のある外壁のシルエットが映える。横長の開口部が周辺の風景を「額縁に収める」かのように配置されている。
【アプローチ・エントランスポーチ】
大きなキャノピーが来訪者を迎えるポーチ空間。壁の隙間からわずかに中庭の緑が見え、「奥に何かある」という期待感を生む。
【玄関扉・前室】
縦格子デザインの木製玄関扉。前室では中庭の緑が壁越しに迎えてくれ、目隠し壁の背後にテラスが広がる。
【玄関ホール】
壁一面を覆う縦格子の木ルーバーが、玄関を特別な空間に変える。間接照明が床面を柔らかく照らし、帰宅の瞬間に「我が家」の佇まいを感じさせる。
【シューズクローク】
奥行きのある土間収納は、家族4人分の靴はもちろん、アウトドア用品やランドセルまで収まる大容量。
玄関ホールには大型のシューズクローク(土間収納)を併設し、アウトドア用品や子どもたちのランドセルも収納できる。
【中庭(テラス)】
タイル張りの中庭テラスには、株立ちの樹木が植えられ、季節の移ろいを室内に届ける。空だけが「天井」のプライベート空間。
【LDK】
中庭に向かって大開口が広がるLDK。キッチンの下がり天井に木格子を採用し、「キッチンという舞台」を演出している。
スッキリとした空間構成の中、奥へ続く廊下の先まで視線が抜ける。中庭の緑がリビングに引き込まれ、空間に奥行きをもたらす。
【キッチン】
木格子天井×テラゾー調タイル壁の組み合わせが、モダンな中に自然素材の豊かさを加える。アイランドカウンターとダイニングが一体化し、調理しながら家族の顔が見える。
【リビング壁面収納】
リビングの壁一面を占める大型フラット収納。扉を閉めると一枚の白い壁として存在する。中には大量の本・荷物も収まる。
『季節のイベントを、もっと軽やかに、もっと楽しく。』
クリスマスツリーを飾るひとときは、家族の大切なイベント。
けれど、「出すのも片付けるのも億劫で、つい仕舞い込んでしまう」という収納の悩みはつきもの。
このお住まいには、ツリーの「特等席(居場所)」をあらかじめ間取りに組み込んだ。
季節が巡ってきたらスムーズに出し入れができ、片付けも驚くほど簡単。
「物の居場所」を明確にすることで、億劫だった準備すら家族の楽しいイベントに変わる、そんな心豊かな暮らしを叶える間取りに計画。
【ランドリー・脱衣室】
洗濯機とガス乾燥機が2台並ぶ広いランドリースペース。
室内干しバーと収納棚が揃い、洗濯作業が完結する専用ゾーン。
【パウダースペース】
自然石調タイルとウッドキャビネットの組み合わせ。幅広カウンターでご夫婦が並んで使えるよう設計された。ドライヤー収納スペースも壁内に設けた。
【浴室】
ダークなマーブル柄パネル×黒天井でホテルライクな浴室を実現。横長の窓が明るさを確保しながら、重厚な雰囲気を保つ。
【主寝室】
木貼り天井が温もりをもたらす主寝室。アロマ効果で、一日の疲れを癒す。
ベッドヘッド壁のニッチに枕元の照明とコンセントを収め、スッキリと美しい。
【トイレ】
トップライトからの白い光が降り注ぐ明るいトイレ。シンプルな構成の中に木カウンターが温かみを添える。
ボウル型の置き型洗面器と真鍮蛇口が印象的な手洗い。ヘリンボーンタイルのバックパネルとトップライトで、コンパクトながら存在感ある空間に。
『ARCHI PRODUCTSの平屋とは』
ワンフロアで完結する平屋の住まいは、
時の流れと共に変化していく私たちの身体やライフスタイルを、
『優しく、フラットに』受け止めてくれる一つの回答です。
将来、ふと足元を意識するようになった時も、
家族の気配を常に近くに感じていたい時も、
変わらぬ安心感で包み込んでくれる設計。
私たちは、お客様の「これから」の人生を想像し、
どんなに歳を重ねても、
「ここで過ごす時間が一番好きだ」
と思っていただける場所を、誠実に形にしていきます。
あなたの思いを、未来へ。
一生を託せる住まいのあり方を、共に描いてみませんか。
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