旗竿形の奥に海外線が広がり、美しい夕日や山々が望める敷地。サーフィンやキャンプが趣味のアウトドア好きのご家族のために存分に海を満喫できるよう計画しました。リビングの奥に広がるテラスは開放感を与え、BBQなどを楽しむことができます。一般のご住宅では計画しない「サーフボード置場」や「シャワースペース」があるのも特徴的です。

また、LDKの上部にある約29帖のベランダでも、自然を楽しむことができます。塩害にも配慮し、潮風が車や設備機器にあたらないよう計画、普段の生活もしやすいように家事動線をまとめました。

郊外の分譲地で敷地の奥側が１.5ｍ高くなっているひな壇状の敷地。ひな壇上の敷地は、うまく計画することができれば一般的な住宅にはないユニークな空間を造ることができます。

1階に、エントランス、リビング、トイレを計画し、中2階にDK、水回り、２階に個室というスキップフロアを計画。7、8段ずつの階段でつながるスキップフロアは高低差を活かした開放感を生み、おもしろい空間となりました。また、中庭面に大きな窓を設け、採光や風と両隣の敷地からプライバシーを確保しました。

市街地から少し離れた140坪ほどの整形の敷地。一般住宅にしては広大な敷地ということもあり、なんでも計画できるという建築士冥利に尽きる計画でした。今までのオーナー様のご要望を全て詰め込んだような建物に仕上がりました。

部屋を大きくするだけなら簡単ですが、より美しく、より楽しく、より使いやすくというのが今回のテーマ。表からみるとほぼ窓が見えない閉鎖的な建物ですが、長い通路を通って玄関のドアを開けると中庭が広がり、その奥には和室とLDKが見え、空間の奥行を感じることができる造りになっています。建物の中央に配置した中庭は各部屋に採光と通風を与え、四季によって変わる植栽を楽しむことができます。また、浴室、ランドリールーム、WIC、寝室を隣接させ、家事や普段の生活のしやすさにも配慮しました。